英文解釈Code70とは
「英文解釈Code70」は、難関大学を目指す受験生向けに作られた英文解釈の参考書です。
正式名称は「難関大に合格する 英文解釈 Code 70」で、2024年にかんき出版から発売されました。
著者は杉村年彦先生です。
英文解釈の参考書というと、「英文解釈の技術」シリーズや「ポレポレ英文読解プロセス50」、「英文読解の透視図」などが長く知られてきました。
その中でCode70は、比較的新しい参考書として登場した一冊です。
ただし、単純に「難しい英文を70題解いていく参考書」と考えると、本書の特徴を十分に理解できません。
Code70の大きな特徴は、英文を読んで日本語に訳すだけではなく、「英文を読むときに、どこに注目して、どのように判断するのか」という思考プロセスを重視している点にあります。
英文解釈では、単語や文法の知識があるだけでは英文を正確に読めないことがあります。
例えば、
「このthatは何なのか」
「このingは動名詞なのか、現在分詞なのか」
「このto不定詞はどこにかかっているのか」
「この動詞の主語はどこなのか」
「修飾語はどこまで続いているのか」
といった判断が必要になります。
簡単な英文であれば、こうした判断を意識しなくても何となく意味を取ることができます。
しかし、難関大学の英語では、英文が長くなったり、修飾関係が複雑になったり、倒置や省略が使われたりするため、「何となく読む」だけでは意味が取れなくなってきます。
そこで必要になるのが英文解釈です。
Code70では、こうした英文を読む際につまずきやすいポイントを「Code」として整理し、70のテーマを通して学習していきます。
公式の目次を見ると、名詞の役割、品詞の判断、副詞節、形容詞の働き、文型と動詞、語順、準動詞、thatの識別など、英文を正確に読むために重要なテーマが幅広く扱われています。
つまり、単純に「英文を訳す練習」をする本ではありません。
英文を見たときに、どの部分に注目すれば正確に読めるのかを身につけるための参考書と考えると分かりやすいでしょう。
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Code70はどんな人に向いている?
Code70は、英語の基礎を一から学ぶための参考書ではありません。
単語や文法をほとんど知らない状態で取り組むと、英文解釈以前のところで止まってしまいます。
そのため、まずは大学受験に必要な基本的な英単語・英文法をある程度身につけておく必要があります。
そのうえで、
「単語は分かるのに英文が読めない」
「文法問題なら解けるのに長文になると意味が分からなくなる」
「長い英文になると、どこが主語でどこが動詞なのか分からなくなる」
「難関大学の英文を読むと、途中で構造を見失ってしまう」
という受験生に向いています。
特に、英文を「単語の意味をつなげて読む」段階から、「英文の構造を判断しながら読む」段階へ進みたい人には相性の良い参考書です。
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Code70で身につけたいもの
英文解釈の勉強で最終的に目指すのは、英文にSやVを書き込むことではありません。
本番の長文を読んでいるときに、
「ここが主語だな」
「これは名詞を修飾しているな」
「このthatは接続詞だな」
「ここは倒置されているな」
「この分詞は前の名詞にかかっているな」
という判断を、頭の中で素早くできるようになることです。
Code70を使うときも、最終的にはこの状態を目指してください。
解説を理解して終わりではなく、英文を見た瞬間に構造が見えるようになることが重要です。
その意味では、Code70は「知識を増やす参考書」というよりも、「英文を読むときの判断力を鍛える参考書」と考えるとよいでしょう。
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Code70の構成
本書は70のテーマを扱っています。
序盤では、名詞の役割や品詞、文型、語順、準動詞、thatなど、英文の構造を把握するための基本的なルールを確認します。
その後、より複雑な英文を正確に読むためのポイントへ進んでいきます。
公式の目次を見ると、英文の基本構造から始まり、準動詞や関係詞、比較、倒置、挿入、省略など、難関大学の英文で問題になりやすいポイントが段階的に扱われています。
そのため、最初から最後まで順番に進めていくことで、英文解釈の知識を整理しやすい構成になっています。
「英文解釈の参考書を何冊もやったけれど、結局何を意識して読めばいいのか分からない」という人にとっても、英文を読むときの視点を整理する教材として使いやすいでしょう。
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Code70の特徴は「思考プロセス」にある
Code70について特に注目したいのが、英文をどう読んだのかという思考過程を重視していることです。
例えば、英文の意味を正しく訳せたとしても、たまたま単語の意味をつなげて正解できただけなら、少し英文の形が変わっただけで読めなくなることがあります。
一方、
「この語がこの位置にあるから、こういう役割だ」
「この動詞にはこの形が続いているから、ここはこう考える」
「この部分は前の名詞を説明している」
という判断ができれば、英文が変わっても対応しやすくなります。
これが英文解釈の本質です。
難関大学の英文では、見たことのない英文をその場で読むことになります。
だからこそ、「この英文の訳を覚える」よりも、「なぜこの英文をこう読むのか」を理解することが重要になります。
Code70は、まさにこの部分を意識して作られた参考書だと言えるでしょう。
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英文解釈Code70のレベル・難易度
英文解釈Code70のレベルは、基本的には難関大学向けの発展レベルです。
「難関大に合格する」というタイトルからも分かる通り、大学受験英語の基礎を固めるための入門書ではありません。
実際に本書で扱われる英文には、単語・文法・構造のいずれか、あるいは複数の面で難しいものが含まれています。受験指導系の評価でも、基礎的な単語や文法が身についていない状態では取り組みにくい発展レベルの参考書とされています。
ただし、「難関大学向けだから、誰でも最初から難しい」というわけではありません。
本書の解説は、単純に難しい英文を提示して終わるのではなく、「どこに注目して読めばよいのか」を説明することに重点が置かれています。
そのため、一定の基礎力がある受験生であれば、解説を読みながら難しい英文の読み方を身につけていくことができます。
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偏差値で考えるとどのくらい?
参考書のレベルを偏差値だけで表すことには限界があります。
それでも大まかな目安を作るなら、英語の偏差値が60前後以上になってきた受験生が検討しやすいレベルです。
ただし、偏差値60だから必ずできる、59だから絶対にできない、というものではありません。
例えば、
・英単語はかなり覚えている
・英文法も一通り学習している
・標準的な長文なら読める
・しかし難しい英文になると構造が分からない
という人なら、Code70に取り組む価値があります。
逆に、
・基本単語がまだ十分に覚えられていない
・英文法の基本事項が曖昧
・SVOCがそもそもよく分からない
・高校英文法を一通り終えていない
という状態なら、先に基礎を固めたほうが効率的です。
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どの大学を目指す人向け?
Code70は、早慶をはじめとする難関私大や、旧帝大・難関国公立などを目指す受験生が候補に入れやすい参考書です。
もちろん、志望大学が難関大学だから必ずCode70が必要というわけではありません。
大学受験の英語では、英文解釈の参考書を何冊やったかよりも、最終的に過去問の英文を正確かつ速く読めるかどうかのほうが重要です。
そのため、志望校の過去問を読んでいて、
「単語は分かるのに構造が取れない」
「一文が長くなると意味が崩れる」
「修飾関係が分からない」
という問題があるなら、Code70を使う意味があります。
一方、すでに過去問を問題なく読めているのであれば、英文解釈の参考書を追加するよりも、過去問演習に時間を使ったほうがよい場合もあります。
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Code70は難しすぎる?
Code70を見て「難しい」と感じる受験生は少なくないでしょう。
ただ、ここで重要なのは、「最初から全部自力で完璧に訳せなければいけない」と考えないことです。
英文解釈の参考書では、最初からスラスラ訳せる必要はありません。
むしろ、
「自分はここをこう読んだ」
「でも解説を見ると違った」
「なぜ自分は間違えたのか」
というズレを発見することに意味があります。
例えば、関係詞のかかり方を間違えたのであれば、「関係代名詞の知識が足りなかった」のかもしれません。
動詞を間違えたのであれば、「文型を意識せずに読んでいた」のかもしれません。
分詞構文で意味が取れなかったのであれば、「分詞の意味上の主語を考えていなかった」のかもしれません。
このように、自分の読み方の癖を発見して修正するのが英文解釈の勉強です。
Code70を使う前に必要な力
Code70に入る前に、最低限以下の力は身につけておきたいところです。
- 高校英文法の基本事項を一通り理解している
- 大学受験レベルの基本単語をある程度覚えている
- SVOCなど英文の基本構造を理解している
- 標準レベルの英文なら大意を取れる
ここができていれば、分からない英文が出てきても「解釈の問題」として考えることができます。
逆に、単語も文法も分からない状態だと、英文解釈の参考書を使っても「何が分からないのか分からない」という状態になってしまいます。
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Code70は「難しい単語を覚える本」ではない
ここも勘違いされやすいポイントです。
Code70の英文には難しい単語が出てくることがありますが、本書の目的は単語帳ではありません。
重要なのは、その単語の意味を覚えることではなく、英文の中でその単語がどのような役割をしているのかを判断することです。
例えば、ある単語の意味を知らなくても、文型や修飾関係から英文全体の意味を推測できる場合があります。
難関大学の長文では、こうした「全部を知っているわけではない状態で英文を読む力」が非常に重要です。
Code70を使うときも、知らない単語が出てきたからといって、毎回そこで学習を止める必要はありません。
まずは英文全体の構造を考え、その後に必要な単語を確認するという順番を意識するとよいでしょう。
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英文解釈Code70とポレポレの比較
英文解釈Code70を検討している人が、かなりの確率で気になるのが「ポレポレとどちらを使えばいいのか」という問題です。
ポレポレとは、西きょうじ先生の「ポレポレ英文読解プロセス50」のことです。
ポレポレは英文解釈の定番として長年使われてきた参考書で、難関大学を目指す受験生の間でも非常に知名度があります。
一方、Code70は2024年発売の比較的新しい参考書です。
両方とも難関大学レベルの英文を扱いますが、方向性には違いがあります。
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Code70とポレポレの大きな違い
簡単に言えば、
Code70は「英文をどう読むか」という思考プロセスを整理しながら学びやすい参考書です。
一方、
ポレポレは、難しい英文を実際に解釈しながら、英文読解のプロセスを身につけていく参考書と考えると分かりやすいでしょう。
もちろん、これはかなり大まかな整理です。
ポレポレにも英文を読むための考え方が詳しく説明されていますし、Code70にも実際の英文を解釈する練習があります。
ただし、教材の設計思想には違いがあります。
Code70では、70のテーマを通して「このような英文では、ここに注意する」というポイントを体系的に確認できます。
そのため、英文解釈の知識を整理したい人にはCode70が向いています。
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問題数だけで比較しない
Code70は70テーマ、ポレポレは50例題という違いがあります。
しかし、「70題あるからポレポレより多い」「50題だから少ない」と考える必要はありません。
英文解釈では、問題数そのものよりも、1つの英文からどれだけ多くのことを学べるかが重要です。
例えば、一つの英文から、
・主語と動詞の発見
・修飾関係
・関係詞
・分詞
・倒置
・省略
など複数のポイントを学ぶことがあります。
したがって、単純な問題数で教材の優劣を決めるのは適切ではありません。
解説の違い
Code70の大きな特徴は、英文を読むときの思考過程をかなり意識していることです。
「なぜこの部分をこう判断するのか」という視点を学びやすいため、英文解釈をこれから本格的に身につけたい人でも、学習の方向性をつかみやすいでしょう。
一方、ポレポレは長年使われてきた英文解釈教材ということもあり、英文そのものをじっくり分析しながら読解力を鍛えていくタイプです。
そのため、
「体系的に英文解釈のルールを整理したい」
という人はCode70、
「難しい英文を実際に読みながら解釈力を鍛えたい」
という人はポレポレ、
という選び方もできます。
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Code70とポレポレはどちらが難しい?
「どちらが難しいか」という質問については、単純に一方が上とは言い切れません。
英文の難易度だけを見れば、どちらも難関大学を目指す受験生が取り組むレベルです。
また、同じ「難しい英文」でも、受験生によって感じ方は違います。
英文構造を体系的に整理することが苦手な人ならCode70のほうが難しく感じるかもしれません。
一方、長く複雑な英文を実際に読み解くことが苦手な人なら、ポレポレのほうが難しく感じる可能性があります。
そのため、「Code70とポレポレのどちらが上か」というより、「自分の弱点にどちらが合っているか」で考えるべきです。
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両方やる必要はある?
基本的には、両方やらなければ難関大学に合格できないということはありません。
英文解釈の参考書は、何冊もやればやるほど良いというものではありません。
Code70を一冊しっかり仕上げたのであれば、それを使って得た読解力を長文演習や過去問で使えるようにすることのほうが重要です。
逆に、ポレポレを完璧に仕上げたのであれば、さらにCode70を最初から最後までやり直す必要があるとは限りません。
英文解釈の参考書を複数冊やる場合も、「レベルアップのため」ではなく、「別の視点から英文を読む練習をする」という目的を持ったほうがよいでしょう。
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Code70とポレポレ、どちらを選ぶべき?
迷った場合は、次のように考えるとよいでしょう。
- 英文解釈を体系的に学びたい → Code70
- 英文の構造を判断する力を鍛えたい → Code70
- 新しい参考書で英文解釈を学びたい → Code70
- 定番の英文解釈教材に取り組みたい → ポレポレ
- 難関英文を実際に読みながら鍛えたい → ポレポレ
- すでにポレポレを持っていて十分に使い込んでいる → 無理にCode70へ移らなくてよい
結局のところ、どちらを選ぶかよりも「選んだ一冊をどれだけ深く使うか」のほうが重要です。
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Code70を選んだらポレポレは不要?
必ずしも不要というわけではありません。
Code70を終えた後にポレポレへ進むというルートも考えられます。
ただし、その場合は「Code70をやったからポレポレもやらなければ」という考え方ではなく、自分の読解力にまだ不足している部分があるかを確認してください。
Code70を終えた時点で、難関大学の英文を構造的に読めるようになっているのであれば、そのまま長文演習へ進むのも十分に合理的です。
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英文解釈Code70の使い方
英文解釈Code70は、ただ問題を解いて答え合わせをするだけでは、十分な効果を得にくい参考書です。
特に重要なのは、「自分がどう読んだのか」を確認することです。
英文解釈では、正解の和訳だけを見るのでは不十分です。
「自分はどこをどう判断したのか」
「その判断は正しかったのか」
「間違っていたなら、どこで判断を間違えたのか」
まで確認してください。
ステップ1:まずは自力で英文を読む
最初から解説を読んではいけません。
まずは自分の力で英文を読んでください。
このとき、いきなり完璧な和訳を作ろうとする必要はありません。
まず、
「主語はどこか」
「動詞はどれか」
「どこからどこまでが修飾関係なのか」
「接続詞はどこにあるか」
などを考えます。
そのうえで、英文全体の意味を自分なりに取ってみます。
ここで重要なのは、分からないところがあってもすぐに解説を見ないことです。
自分がどこでつまずいたのかを把握するためです。
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ステップ2:自分の読み方を確認する
次に解説を読みます。
ここでは単に「訳が合っていたか」だけを確認しないでください。
例えば、自分の訳が正解と同じだったとしても、
「何となく訳した」
のであれば、まだ十分とは言えません。
逆に、和訳は少し違っていても、
「主語・動詞・修飾関係は正確に取れていた」
のであれば、大きな問題ではない場合もあります。
英文解釈で重要なのは、最終的な日本語表現よりも、英文の構造を正しく把握できているかどうかです。
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ステップ3:間違えた原因を言語化する
ここがCode70を使ううえで特に重要です。
間違えた英文について、
「なぜ間違えたのか」
を考えてください。
例えば、
「thatを関係代名詞だと思った」
「このingを動名詞だと思った」
「この名詞が主語だと思った」
「この部分を前の名詞にかけてしまった」
「動詞を一つ見落とした」
などです。
自分のミスを具体的に言葉にすると、次に似た英文が出てきたときに注意できるようになります。
逆に、単に赤ペンで正解を書いて終わってしまうと、同じ間違いを繰り返してしまいます。
ステップ4:解説を読んで終わりにしない
解説を理解したら、もう一度英文を読みます。
最初に読んだときは意味が取れなかった英文が、解説を読んだ後なら構造が見えるはずです。
ここで、
「なるほど、こういう構造だったのか」
と理解できればOKです。
さらに、英文を何度か読み直して、構造を意識しなくても意味が取れる状態に近づけていきます。
英文解釈の勉強は、最終的に「構造を考えなくても構造が見える」状態を目指すものです。
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ステップ5:英文を音読する
構造と意味を理解したら、音読するのもおすすめです。
ただし、音読だけを目的にしてはいけません。
重要なのは、英文の構造と意味を理解したうえで読むことです。
例えば、
「この部分が主語」
「ここが動詞」
「この節が前の名詞を修飾している」
ということを理解した状態で英文を読めば、英文の構造を意識したまま読む練習になります。
英文解釈をやった後の音読は、英文を「理解する練習」から「理解した英文を素早く処理する練習」へ移行するために役立ちます。
ステップ6:翌日に復習する
Code70は一度解いて終わりにするのではなく、翌日以降に復習するのがおすすめです。
例えば、前日にCode70のあるテーマを学習したのであれば、翌日に英文だけを見て、
「この英文はどういう構造だったか」
を思い出してみます。
すぐに説明できれば、かなり定着しています。
逆に、
「なんだったっけ?」
となるのであれば、もう一度解説を確認します。
この復習を繰り返すことで、解説で学んだ知識を実際の読解で使える知識に変えていきます。
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1日に何題やればいい?
Code70は「1日何題」という数字だけで考えないほうがよいでしょう。
1日に大量に進めて、翌日には何も覚えていないという状態では意味がありません。
例えば、1日1〜2テーマ程度を丁寧に進める方法があります。
時間に余裕があるなら、複数テーマ進めても構いません。
重要なのは、
「今日は何ページ進んだか」
ではなく、
「今日学んだ英文を、後から自力で読めるか」
です。
70テーマを早く終わらせることが目的にならないようにしてください。
和訳は書いたほうがいい?
基本的には、一度は自分なりに訳してみることをおすすめします。
ただし、毎回きれいな日本語訳をノートに書き写す必要はありません。
英文解釈の目的は、日本語訳を作ることではなく、英文を正確に理解することだからです。
時間がない場合は、
「主語はここ」
「動詞はここ」
「この節はここにかかる」
というように、構造を確認しながら頭の中で訳していく方法でも構いません。
特に2周目以降は、全文和訳を書くよりも「構造を素早く説明できるか」を確認するほうが効率的です。
分からない単語が出てきたらどうする?
分からない単語が出てきても、最初からすべて調べる必要はありません。
まずは文構造を確認してください。
そのうえで、単語の意味が分からないために英文の意味が取れないのであれば調べます。
一方、その単語が分からなくても文構造が取れていて、文章全体の意味もある程度分かるのであれば、後回しにしても構いません。
難関大学の長文では、知らない単語が一つも出てこないことのほうが珍しいからです。
重要なのは、「知らない単語があっても英文全体を読み進められる力」を身につけることです。
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英文解釈Code70を使うときの注意点
Code70は優れた英文解釈教材ですが、使い方を間違えると時間ばかりかかってしまいます。
特に注意したいのが、「参考書を完璧に理解すること」と「入試英語ができるようになること」を同じに考えないことです。
Code70だけで長文読解力が完成するわけではない
英文解釈は、長文読解に必要な重要な力です。
しかし、長文読解に必要なのは英文解釈だけではありません。
長文を読むためには、
・単語力
・文法力
・英文解釈力
・文章全体の論理を把握する力
・速読力
・設問を処理する力
など、さまざまな能力が必要です。
Code70で一文を正確に読む力を身につけたら、その力を長文の中で使う練習へ進む必要があります。
一文を完璧に読めても、文章全体の流れを把握できなければ入試では点数につながりません。
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すべての英文を完璧に暗記する必要はない
Code70の英文を何度も復習することは重要ですが、英文そのものを丸暗記することが目的ではありません。
「この英文を見たら訳せる」という状態だけでは、初見の英文に対応できないからです。
大切なのは、Code70で学んだ読み方を初見の英文でも使えるようにすることです。
例えばCode70で関係詞の見抜き方を学んだのであれば、別の長文に出てきた関係詞でも同じように判断できなければいけません。
これが「参考書で身につけた知識を実戦で使う」ということです。
SVOCを振ること自体が目的にならないようにする
英文解釈では、SVOCや修飾関係を確認することがあります。
しかし、入試本番で一文読むたびに、
「Sはここ、Vはここ、Oはここ……」
と頭の中で細かく分析していたら、読むスピードが遅くなってしまいます。
最初は丁寧に構造を分析して構いません。
しかし、最終的には分析した構造が自然に頭の中で処理される状態を目指してください。
何周すればいい?
「何周すれば完成」という明確な基準はありません。
1周目は、英文の構造と解説を理解する。
2周目は、以前間違えたポイントを確認する。
3周目は、英文を見たときに素早く構造が取れるか確認する。
というように、周回するたびに目的を変えると効率的です。
ただし、3周すること自体が目的になってはいけません。
1周で十分に身についたテーマなら、無理に何周もする必要はありません。
逆に、何度やっても間違えるテーマは、回数に関係なく復習してください。
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英文解釈Code70が終わったら次は
Code70が終わった後に何をするべきかは、志望大学と現在の英語力によって変わります。
大きく分けると、
「ポレポレなど、さらに英文解釈を深める」
「長文問題集へ進む」
「志望校の過去問へ進む」
という3つの選択肢があります。
まずは長文問題を読んでみる
Code70を終えたら、まずおすすめしたいのは、実際の長文を読んでみることです。
ここで確認したいのは、
「Code70で学んだことが実際の長文で使えるようになっているか」
です。
例えば、Code70では関係詞の構造を正確に取れるようになったとしても、実際の長文になると、
「どこが主語か分からない」
「修飾関係を見失う」
となることがあります。
その場合は、英文解釈の知識がまだ実戦レベルまで定着していない可能性があります。
逆に、難しい長文でも一文一文の構造が比較的スムーズに取れるのであれば、英文解釈の学習を一区切りにしてもよいでしょう。
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ポレポレへ進む
Code70を終えた後、さらに英文解釈を深めたいのであれば、ポレポレへ進む方法があります。
特に、
「もっと難しい英文を読みたい」
「難関大学の英文をさらに深く分析したい」
「英文解釈の精度を上げたい」
という人には選択肢になります。
ただし、Code70を終えたから必ずポレポレをやる必要があるわけではありません。
Code70で十分に英文構造を取れるようになっているのであれば、その時間を長文演習に使うほうがよい場合もあります。
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早慶志望なら長文演習へ進む選択肢もある
早慶などの難関私大を目指す場合、英文解釈だけを延々と続けるのはおすすめできません。
早慶の英語では、長く複雑な英文を読む力だけでなく、大量の英文を処理するスピードや、設問への対応力も必要になります。
そのため、Code70で一文を正確に読む力を身につけたら、長文問題集を使って実戦練習に移っていくことが重要です。
特に、
「英文は読めるけれど時間が足りない」
という状態なら、英文解釈の参考書を追加するよりも長文演習を増やしたほうがよいでしょう。
難関国公立なら記述対策も意識する
難関国公立大学を目指す場合は、英文解釈で培った精読力を和訳問題や英作文などにつなげていく必要があります。
国公立の英語では、単に文章の内容を理解するだけでなく、「正確に日本語で説明する」ことを求められるケースがあります。
Code70で英文の構造を正確に把握する力を身につけたら、それを記述問題で表現する練習につなげていきましょう。
過去問に進んでよいケース
Code70を終えた時点で、
「標準〜難関レベルの英文なら構造が取れる」
「長文の大意を追える」
「知らない単語が多少あっても読み進められる」
という状態なら、志望校の過去問に進んでも構いません。
むしろ、ここからは過去問を使って「志望校でどんな英文が出るのか」を知ることが重要です。
大学によって英語の特徴はかなり異なります。
長文が非常に長い大学もあれば、英文そのものはそこまで長くなくても設問が難しい大学もあります。
記述中心の大学もあれば、選択式中心の大学もあります。
したがって、最終的には志望校の過去問に合わせて勉強を調整していく必要があります。
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Code70からのおすすめルート
例えば、難関大学を目指す場合は、
「英単語・英文法」
↓
「基礎的な英文解釈」
↓
「英文解釈Code70」
↓
「長文問題集」
↓
「志望校の過去問」
という流れが考えられます。
さらに英文解釈を深めたい人なら、
「英単語・英文法」
↓
「基礎的な英文解釈」
↓
「英文解釈Code70」
↓
「ポレポレ」
↓
「長文問題集」
↓
「志望校の過去問」
というルートもあります。
ただし、これはあくまで一例です。
すでに別の英文解釈教材を十分に仕上げている人なら、Code70とポレポレを両方やる必要はありません。
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Code70が終わった後に一番大切なこと
Code70を終えた後に一番大切なのは、「英文解釈の参考書をさらに増やすこと」ではありません。
Code70で身につけた読み方を、初見の英文で使えるようにすることです。
参考書の英文なら読める。
解説を読めば理解できる。
しかし、初めて見る長文になると読めない。
これではまだ実戦力になったとは言えません。
例えば、長文の中で、
「このthatは何だ?」
「この動詞の主語はどこだ?」
「この分詞は何にかかっている?」
と考えながら、実際に構造を判断できるようになって初めて、Code70で学んだことが生きてきます。
英文解釈Code70はどんな参考書なのか
英文解釈Code70は、難関大学の英文を読むために必要な「英文を見る視点」を身につけるための参考書です。
単語を覚えるための本でもありません。
英文法の問題集でもありません。
長文問題集でもありません。
その間にある、「英文を正確に読むための力」を鍛える教材です。
特に、
「単語は分かる」
「文法も一通り勉強した」
「でも難しい英文になると読めない」
という受験生には、英文解釈を本格的に学ぶ意味があります。
そして、Code70を使うのであれば、ただ70テーマを終わらせるのではなく、
「なぜ自分はこの英文をこう読んだのか」
「なぜ正解はこういう構造になるのか」
を意識してください。
英文解釈の力は、参考書のページ数を進めれば自動的に身につくものではありません。
一つ一つの英文について、自分の読み方と正しい読み方の差を確認することで、少しずつ身についていきます。
Code70を終えた後は、ポレポレなどでさらに英文解釈を深めるのもよいですし、長文問題集や過去問に進んで実戦力を鍛えるのもよいでしょう。
大切なのは、参考書をやること自体を目的にしないことです。
最終的な目的は、初めて見る難関大学の英文を、自分の力で正確かつ速く読めるようになることです。
Code70をそのためのトレーニングとして活用できれば、難関大学の英語長文に対応するための強力な土台になります。