大学受験用の英熟語帳は様々な種類がありますが、王道と言えば速読英熟語か、英熟語ターゲット1000になるでしょう。
私は受験の講師をやっていますが、受験生の7割以上は、この2冊の英熟語帳のどちらかを持っている印象です。
この2冊の次によく見かけるのは、解体英熟語。
熟語帳選びで迷う方も多いでしょうから、「速読英熟語」「英熟語ターゲット1000」「解体英熟語」の3冊のどれを選ぶべきなのか、講師目線で詳しく解説していきます!
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速読英熟語のレベルと特徴
速読英熟語は「英語長文の中で、熟語を学びながら覚えられる」のが一番の特徴。
長文の難易度は共通テストと同等か、少し易しい程度で、文章量が少ない長文が数多く収録されています。
約70題もの英語長文が収録されていますから、スキマ時間に長文を読むと、知識の復習にもとても効果的です。
また英熟語だけでなく、英語構文も分類されて覚えられるようになっているのも大きなメリット。
レベルとしては、日東駒専・共通テスト~MARCHまでであれば、1冊で十分。
早慶や東大・京大レベルを目指すのであれば、合格点は狙えるけれど、もう1冊追加すると心強いというカバー率です。
2024年についに改訂版が発売されて、最新の受験の傾向にマッチしています。
音声もこれまでの別売りのCDを買わなくても、無料でダウンロードできるようになりました!
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英熟語ターゲット1000の特徴とレベル
英単語ターゲットと同様に、とてもオーソドックスな英熟語帳。
熟語とその訳、そして例文がついているというレイアウトです。
これと言って特徴は無いですが、英単語ターゲットを使っている方にとっては、同じレイアウトの英熟語帳で覚えるのが良いでしょう。
レベルは速読英熟語と大きな差は無く、日東駒専・共通テスト~MARCHまでであれば、1冊で十分。
早稲田や慶應などを志望し、英熟語をより強化したい方は、2冊目の英熟語帳に取り組むと良いですね。
「英文で覚える 英熟語ターゲットR」という、速読英熟語に近いバージョンも出版されています。
こちらは収録されている英熟語の数がやや少ないため、英文で覚えたいのであれば、速読英熟語を選んだ方が無難かもしれません。
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解体英熟語の特徴とレベル
解体英熟語は問題形式で英熟語が掲載されている、珍しい英熟語帳。
実戦的に英熟語を学べるので、得点につながりやすいというメリットがあります。
英熟語は入試で数多く問われますし、暗記しているだけでは答えられないケースもありますから、問題形式で覚えられる点はとても効果的です。
収録されている英熟語の数は、速読英熟語や英熟語ターゲットよりも多く、大学入試向けの英熟語帳の中では、最も多い部類に入ります。
早稲田や慶應、東大・京大レベルであっても、英熟語に関しては解体英熟語で十分です。
1冊目から解体英熟語で大量の英熟語を覚えられる方は、それで問題ないのですが、ボリュームに圧倒されてしまう方も多いでしょう。
私が受験生の時は1冊目に速読英熟語で、まずは重要な英熟語を全て覚えました。
そのうえで早慶の過去問を解いた際に、英熟語に少し不足を感じ、解体英熟語を追加しました。
速読英熟語で覚えたものは除外して暗記したので、そんなに負担は大きくなかったですね!
なので2冊目の英熟語帳として、解体英熟語を追加するという勉強法もありだと思います。
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英熟語帳選びに迷ったら
迷ったらとりあえず書店に行って、中身を見てみるのが一番です。
意外とレイアウトなんかも重要ですし、「これで勉強したい!」という相性の良い英熟語帳を見つけることも、モチベーションを上げるうえで大切です。
例えば解体英熟語はかなり分厚く、なおかつ珍しい問題形式の英熟語帳なので、好き嫌いが結構分かれます。
評判や口コミだけで決めるのではなく、自分の目で見て比べることを意識してくださいね!
あくまで私の主観ですが、速読英熟語はやっぱり、「英熟語を覚える→長文を読んで自然と記憶に定着させる」という流れが、とてもお気に入りでした。
英熟語ターゲットはシンプルな反面、これといった大きなメリットは無いかもしれません。
2冊目に解体英熟語の索引を使って、派生語も含めて全て英熟語を暗記したら、早稲田大学でも高得点が取れて合格出来ました!