「大学入試 英語長文プラス 速読トレーニング問題集」は、2022年の夏ごろに出版された、比較的新しい長文の問題集。
知恵袋でも名前を見るようになりましたし、知名度も上がってきています。
その理由としてはやはり、講師の私から見ても、「間違いなく良書!」と言える、質が高い問題集だからですね!
ここでは「速読トレーニング問題集でどんな力が鍛えられるのか」と「速読トレーニングの実際のレベル」について、徹底的に掘り下げて解説していきます。
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速読トレーニング問題集の良書ポイント!
「記述式トレーニング」と「頻出テーマ10」が同じシリーズにありますが、速読トレーニングはタイトルの通り「速読力をつける」ことを、最大の目的とした問題集。
大学入試は共通テストや私大・国公立大学など、長文読解のスピードを求められるケースが多いです。
「正確性とスピードの両立」が必要となり、そのためのトレーニングとして、速読トレーニング問題集はおすすめです。
10題の英語長文を解く中で、「22個の速読のポイント」を実践的に学べるようになっています。
例えば「メリハリをつけて、ギアを調整しながら時間内に読み切る方法」や「設問に回答する事を第一の目的として、長文をスピーディに読む方法」など。
小手先のテクニックではなく、本質的に長文を素早く読み進めていく方法を学べます!
こうしたポイントを学びつつ、常にスピードを意識して収録されている長文を解くことで、速読力を磨いていきましょう。
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速読トレーニング問題集のレベル・難易度
速読トレーニング問題集に収録されている英語長文の、出展元は以下の通り。
・関西大学
・法政大学
・学習院大学
・立命館大学
・中央大学
・上智大学
・慶應義塾大学
・早稲田大学
・明治大学
合計の問題数は10問で、MARCH・関関同立がメインで、早慶も収録されています。
目安となる偏差値は大体60前後で、一定の読解力が身についている人が、さらにスピードを上げていくときに活用する問題集。
共通テストで8割前後取れるようになってから、取り組むようにしましょう。
知恵袋に「偏差値が50ちょっとですが、速読力を鍛えるために、速読トレーニング問題集を勉強するべきですか?」という質問がありました。
回答は「偏差値50ほどであれば、速読にまだ手を出すべきでない。」という厳しい内容でしたが、正しいと思います。
速読というのはあくまで、「ゆっくり読めば理解できている」事が前提であり、そもそもゆっくり読んでも、正しく訳せていない方は非常に多いです。
まずは英文を正確に読めるようにするところから、スタートしなければいけません。
私も現役時代は「速く速く」と焦っていた時期があり、何となく時間内に読み切れるようにはなりましたが、得点率は低いままで、偏差値も上がらなかったという苦い経験があります。
精読力を鍛える方法として具体的には「英語長文ポラリス1」や「英語長文ハイパートレーニング1」は精読向きの問題集で、速読トレーニング問題集より少しだけ難易度は易しいです。
この辺りの問題集でしっかりと精読力を磨いて、ステップアップすると良いでしょう。
1文1文の精読からスタートしたいという方は、「入門英文解釈の技術70」などがおすすめです。
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速読トレーニング問題集まとめ
・速読のポイントを学べる問題集
・難易度はMARCHほどでやや難しい
・共通テストで8割ほど取れるようになったら取り組む