英熟語 最前線1515のレベルと使い方ガチ解説!速読英熟語やターゲットとどっちが良い?

大学受験の英語では、英単語だけでなく「英熟語」の知識も非常に重要です。

単語そのものは知っているのに、

「この英文の意味がうまく取れない」

「takeやmake、getなどの基本単語が出てきたときに意味が分からなくなる」

「長文を読んでいると知らない表現が次々に出てくる」

という経験をしたことがある人も多いでしょう。

こうした問題の原因の一つが、英熟語の知識不足です。

そこで候補になるのが、研究社から出版されている『大学入試 英熟語 最前線1515』です。

『英熟語 最前線1515』は2024年に発売された比較的新しい英熟語帳で、最新の入試問題を分析し、基本的な熟語から難関大学で差がつく表現までを幅広く収録しています。

さらに、一般的な「英熟語だけを暗記する本」とは少し違い、比喩表現・ことわざ・名言・口語表現まで扱っているのが大きな特徴です。

では、『英熟語 最前線1515』はどのくらいのレベルなのでしょうか。

『速読英熟語』『英熟語ターゲット1000』『解体英熟語』などと比べると、どのような違いがあるのでしょうか。

そして、せっかく使うならどのように勉強すればよいのでしょうか。

この記事では、『英熟語 最前線1515』について、

  • 英熟語 最前線1515とは
  • 英熟語 最前線1515のレベル
  • 英熟語 最前線1515の特徴
  • 英熟語 最前線1515と有名な熟語帳の比較
  • 英熟語 最前線1515の使い方
  • 英熟語 最前線1515はどんな人におすすめか
  • 英熟語 最前線1515が終わったら次は何をするか

まで詳しく解説していきます。

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英熟語 最前線1515とは

『大学入試 英熟語 最前線1515』は、研究社から2024年4月に出版された大学受験向けの英熟語帳です。

著者は石橋草侍先生、里中哲彦先生、島田浩史先生の3名。

いずれも大学受験英語の指導・教材作成に関わっている講師です。

本書の大きな特徴は、単純に「熟語を1515個並べた本」ではないことです。

タイトルにもある通り、

「イディオム+比喩・ことわざ・口語表現」

という構成になっており、大学入試で遭遇する可能性のあるさまざまな表現をまとめて学べるようになっています。

また、最新の入試問題を分析し、頻出の基本熟語から難関大学で問われる表現までを収録していることも本書の特徴です。

さらに、単純な丸暗記に頼らず、熟語の意味をイメージしやすいように解説されています。

英熟語は、

「look=見る」
「after=後」

のように単語単位で考えても意味が分からないものが多くあります。

例えば、

look after

は「見る+後」と考えても「世話をする」という意味にはなりません。

だからこそ、英熟語は単語とは違った覚え方が必要になります。

『英熟語 最前線1515』は、こうした熟語の「なぜその意味になるのか」という部分にも目を向けながら学習できるように作られています。

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英熟語 最前線1515の収録内容

『英熟語 最前線1515』は全8パートに分かれています。

具体的には以下の構成です。

Part 内容 項目数
Part 1 最頻出の慣用表現グループ 375
Part 2 最頻出の基本熟語 205
Part 3 読解で狙われる重要熟語Ⅰ(1義) 394
Part 4 読解で狙われる重要熟語Ⅱ(多義) 150
Part 5 難関大を突破する最前線の熟語 127
Part 6 難関大を突破する比喩表現 102
Part 7 合否を分けることわざ・名言 99
Part 8 合否を分ける口語表現 149

研究社の公式な書籍情報では、このような構成になっています。

この構成を見ると、本書が単なる「基本熟語集」ではないことが分かります。

前半では大学受験で頻繁に登場する熟語を固め、後半に進むにつれて難関大学向けの表現が増えていきます。

特に面白いのが、Part 6以降です。

一般的な熟語帳では、基本的に、

「熟語→意味」

を覚えていくことになります。

一方、『英熟語 最前線1515』では、比喩表現、ことわざ、名言、口語表現まで扱っています。

そのため、英語長文だけでなく、会話文や英作文など、さまざまな場面で役立つ知識を身につけることができます。

また、音声も用意されています。

公式情報によると、音声は英語と日本語を収録し、収録時間は約289分です。

英熟語は目で見て覚えるだけでなく、音で覚えることも非常に重要なので、音声を利用できるのは大きなメリットです。

 

英熟語 最前線1515のレベル・難易度

では、最も気になる『英熟語 最前線1515』のレベルについて見ていきましょう。

結論から言うと、

「大学受験標準レベルから難関大学レベルまで幅広く対応できる熟語帳」

と考えるとよいでしょう。

特にMARCH・関関同立以上、早慶・難関国公立まで視野に入れて英熟語を仕上げたい受験生との相性が良い教材です。

ただし、ここで注意してほしいのは、

「最前線1515=最初から難関熟語ばかり」

というわけではないことです。

本書には最頻出の基本熟語もしっかり収録されています。

Part 1が「最頻出の慣用表現グループ」、Part 2が「最頻出の基本熟語」となっていることからも、それが分かります。

つまり、

基礎~標準 → 発展 → 難関

という形で、一冊の中で段階的にレベルアップしていくことができます。

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共通テストレベルではどうなのか

共通テスト対策だけを考えるのであれば、『英熟語 最前線1515』はややオーバースペックになる可能性があります。

もちろん、収録されている基本熟語を覚えていけば共通テストでも役立ちます。

しかし、共通テストだけが目標なら、1515項目すべてを完璧にする必要性はそこまで高くありません。

共通テストでは、熟語帳に載っている超難関レベルの表現を大量に暗記することよりも、

  • 英単語
  • 文法
  • 語法
  • 長文読解
  • リスニング
  • 時間配分

などを含めた総合的な英語力のほうが重要になります。

したがって、共通テストのみを受験するのであれば、よりコンパクトな熟語帳を選ぶ方法もあります。

MARCH・関関同立レベル

MARCH・関関同立を目指す場合、『英熟語 最前線1515』はかなり使いやすいレベルです。

基本熟語を押さえつつ、標準レベルより一段上の表現まで学習できます。

特に長文問題では、

「熟語として覚えていないと意味を取りにくい表現」

が出てくることがあります。

こうした表現をあらかじめ知っているかどうかで、長文を読むときの負担は大きく変わります。

その意味では、MARCH・関関同立志望なら、熟語を単なる暗記科目としてではなく、長文読解のための語彙として仕上げていくのがおすすめです。

早慶・難関国公立レベル

早慶や難関国公立を目指す場合には、本書の後半部分が特に重要になります。

Part 5では「難関大を突破する最前線の熟語」、Part 6では「難関大を突破する比喩表現」が扱われています。

ここは一般的な熟語帳で基本熟語を覚えた後に、さらに差をつけたい受験生にとって有効な部分です。

早慶レベルになると、

「この熟語を知っているかどうか」

だけでなく、

「知らない表現を文脈から推測できるか」

も重要になってきます。

したがって、本書を完璧にしたからといって、知らない熟語が一切出なくなるわけではありません。

むしろ、

「知っている表現を増やす」

+

「知らない表現を推測する力をつける」

という2本立てで考えるのが重要です。

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英熟語 最前線1515の特徴

ここからは、本書の特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

① 熟語を関連付けて覚えやすい

『英熟語 最前線1515』の大きな特徴の一つが、熟語を構文ごとにグループ化していることです。

特にPart 1では、熟語を構文ごとにまとめて覚えられるように構成されています。

これは英熟語を覚えるうえで非常に重要です。

例えば、バラバラに、

Aを必要とする
Bを利用する
Cを見つける

と覚えるより、

「この形の熟語にはこういう表現が多い」

と関連付けたほうが、記憶に残りやすくなります。

英熟語は単語と違って「形」が非常に重要です。

前置詞一つが変わるだけで意味が変わることも珍しくありません。

だからこそ、関連する表現をまとめて学習できる構成は大きなメリットになります。

 

② 丸暗記に頼りすぎない

英熟語帳というと、

「熟語を見て、日本語訳を覚える」

という勉強を想像する人が多いでしょう。

もちろん、それ自体は必要です。

しかし、それだけでは応用が利きません。

英語長文では、熟語が少し形を変えて出てくることもあります。

そこで重要なのが、

「なぜこの意味になるのか」

を理解することです。

『英熟語 最前線1515』では、熟語の意味をイメージしやすくする解説が用意されており、丸暗記だけに頼らない学習を意識しています。

もちろん、最終的には意味を瞬時に出せるようにする必要があります。

しかし、

理解→暗記→運用

という流れを作れるのは、本書の強みです。

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③ 言い換え表現が豊富

大学入試の長文では、「同じ意味を別の表現で言い換える」ことが非常に多くあります。

例えば、本文で使われた表現と設問の選択肢で、同じ内容を違う英語表現で表しているケースです。

このとき、単語だけでなく熟語や表現の言い換えを知っていると、選択肢の判断がしやすくなります。

本書では、長文の内容一致問題にも多用される「言い換え表現」を豊富に収録しています。

これは長文読解との相性が非常に良い部分です。

 

④ 比喩・ことわざ・口語表現まで扱う

『英熟語 最前線1515』を他の熟語帳と比較したときに目立つのが、この部分です。

Part 6では比喩表現。

Part 7ではことわざ・名言。

Part 8では口語表現。

これらをまとめて学習できます。

特に難関大学では、単純な熟語だけでなく、こうした表現が文章や会話文の中に登場することがあります。

「熟語帳だから熟語だけ覚えればいい」

という考え方ではなく、

「大学入試で遭遇する可能性のある表現を幅広く押さえる」

という発想で作られているのが本書の特徴です。

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英熟語 最前線1515と有名な熟語帳を比較

英熟語帳を選ぶときに、多くの受験生が悩むのが、

「結局、速読英熟語とどっちがいいの?」

「ターゲット1000とどっちを使えばいい?」

「解体英熟語は必要?」

という問題です。

ここでは代表的な熟語帳と比較してみましょう。

 

英熟語 最前線1515 vs 速読英熟語

まずは『速読英熟語』です。

『速読英熟語』の最大の特徴は、熟語を英文の中で覚えられることです。

単語や熟語を単体で覚えるのではなく、文章の中で何度も確認することで、実際の英文を読む力につなげやすい教材です。

一方、『英熟語 最前線1515』は、熟語そのものを整理して覚えることに向いています。

ざっくり分けると、

「英文の中で覚えたい」→速読英熟語

「熟語を体系的に整理したい」→最前線1515

と考えると分かりやすいでしょう。

もちろん、速読英熟語でも熟語そのものを覚えられますし、最前線1515でも例文や文脈を意識した学習はできます。

ただ、教材としての設計思想には違いがあります。

また、2024年に『速読英熟語』は改訂されています。現在の版を使う場合は、必ず最新版を確認しておきましょう。

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英熟語 最前線1515 vs 英熟語ターゲット1000

『英熟語ターゲット1000』は、非常に有名な定番熟語帳です。

特徴はシンプルであること。

「熟語→意味」

を効率よく覚えていきたい人には使いやすい教材です。

一方、『英熟語 最前線1515』は、より幅広い表現を扱っています。

掲載項目数も1515項目あり、比喩表現、ことわざ・名言、口語表現まで含まれています。

そのため、

「できるだけシンプルに標準的な熟語を覚えたい」

ならターゲット1000。

「標準熟語から難関レベルまで一冊で幅広く学びたい」

なら最前線1515。

という選び方ができます。

 

英熟語 最前線1515 vs 解体英熟語

『解体英熟語』も、昔から難関大学志望者に使われてきた有名な熟語帳です。

特に早慶や難関国公立を目指す受験生には知名度が高い教材です。

『解体英熟語』の特徴は、問題形式で熟語を確認しながら覚えていく点にあります。

一方、最前線1515は、より現代的なレイアウトで、熟語を関連付けながら学習しやすい構成になっています。

また、最前線1515は2024年発売なので、教材としてかなり新しいという点もあります。

ただし、

「新しいから必ず優れている」

というわけではありません。

解体英熟語にも長年使われてきた理由があります。

特に、すでに解体英熟語を使っていて、かなり覚えているのであれば、無理に最前線1515へ乗り換える必要はありません。

大切なのは「どの熟語帳を持っているか」ではなく、「持っている熟語帳をどこまで完成させたか」です。

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英熟語 最前線1515 vs システム英熟語

『システム英熟語』も有名な熟語教材です。

こちらは熟語を単純なリストとして覚えるのではなく、前置詞などのイメージを利用して関連付けていくタイプの教材です。

そのため、

「熟語を丸暗記するのが苦手」

という人との相性が良いでしょう。

最前線1515も丸暗記に頼らないことを重視していますが、扱っている内容はより幅広く、比喩・ことわざ・口語表現まで含んでいます。

したがって、どちらを選ぶかは好みが大きいです。

 

英熟語帳の比較まとめ

簡単に整理すると、以下のようになります。

熟語帳 特徴 向いている人
最前線1515 幅広い表現+難関レベル 難関大まで一冊で対応したい
速読英熟語 英文の中で熟語を覚える 文脈で覚えたい
ターゲット1000 シンプルで定番 効率よく標準熟語を覚えたい
解体英熟語 問題形式・難関向け 早慶などを目指す
システム英熟語 イメージ・関連付け重視 熟語を理屈で覚えたい

どれが絶対に一番優れている、という話ではありません。

自分の目的に合った一冊を選ぶことが重要です。

 

英熟語 最前線1515の使い方

ここからがかなり重要です。

英熟語帳は「買っただけ」で成績が上がる教材ではありません。

むしろ、使い方を間違えると、

「1日50個覚える」
↓
「翌日には30個忘れる」
↓
「もう一度50個覚える」
↓
「また忘れる」

という無限ループに入ります。

では、どう使えばいいのでしょうか。

まずは一周する

最初から完璧に覚えようとしないことが重要です。

一周目の目的は、

「どんな熟語が載っているのかを知る」

くらいで構いません。

例えば、

1日50~100項目程度

を目安に進めます。

ただし、これは「50個を完全暗記する」という意味ではありません。

「今日はこの範囲を確認した」

という感覚で進めていきましょう。

熟語帳は一周目に時間をかけすぎると、途中で嫌になります。

最初の段階では、

「分かる」
「知らない」

を大雑把に分類する程度で十分です。

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2周目から本格的に暗記する

一周したら、今度は覚えていない熟語を中心に確認します。

ここでは、

英熟語を見る
↓
意味を言う
↓
説明・イメージを確認する
↓
例文や関連表現を見る

という流れがおすすめです。

重要なのは「日本語を見て英語を思い出す」だけにしないこと。

大学入試の長文を読むときに必要なのは、

英語→意味

の反応です。

例えば、

take advantage of

を見た瞬間に、

「利用する」

と意味が出てくる状態を作ります。

これが熟語帳の基本的なゴールです。

 

3周目以降はスピードを上げる

熟語帳は何周もするほど、1周に必要な時間が短くなっていきます。

最初は1日50個しか進まなかったとしても、3周目には100個、200個と確認できるようになります。

ここで重要なのが、

「一冊を完璧にしてから次へ進む」

と考えすぎないことです。

例えば、

1周目:全体を見る

2周目:覚えていないものを重点的に確認

3周目:瞬時に意味が出るか確認

4周目:まだ怪しいものだけ確認

という形で問題ありません。

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声に出して覚える

英熟語は、できれば声に出して覚えましょう。

例えば、

be interested in
「~に興味がある」

を目で見るだけではなく、

「be interested in、~に興味がある」

と声に出します。

さらに音声が利用できるのであれば、音声も活用します。

公式情報では、英語と日本語の音声が用意されています。

英語を聞く
↓
意味を思い出す
↓
自分でも発音する

という練習をすると、長文だけでなくリスニングにもつながります。

 

ただし、音声だけで覚えようとしなくていい

ここは注意してください。

英熟語を覚えるために、

「毎日289分の音声を全部聞かなければ」

などと考える必要はありません。

英熟語帳の目的は英語を読めるようにすることです。

まずは、

見た瞬間に意味が出る

という状態を優先しましょう。

音声はその補助として使えば十分です。

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英熟語 最前線1515は書いて覚えるべき?

基本的には、英熟語を大量にノートに書き写す必要はありません。

英熟語1515個を全部、

「英語→日本語」

と何十回も書いていたら、ものすごく時間がかかります。

その時間があるなら、

英熟語を見る
↓
意味を思い出す
↓
次へ進む

という反復を増やしたほうが効率的です。

どうしても覚えられない熟語だけ、簡単にメモしておく程度で十分です。

特に大学受験では、

「熟語帳を綺麗にまとめること」

が目的にならないよう注意してください。

勉強で大切なのは、ノートの完成度ではありません。

 

英熟語 最前線1515はいつから始める?

おすすめは、英単語の基礎がある程度固まってからです。

英単語をほとんど知らない状態で熟語帳を始めても、

「熟語が分からない」

のではなく、

「熟語を構成している単語が分からない」

という問題が起きます。

例えば、

make up for

という熟語を覚えるときに、

make
up
for

のそれぞれの基本的な意味が全く分からない状態では、理解するのが難しくなります。

したがって、

中学~高校基礎レベルの英単語
↓
高校基本英文法
↓
英熟語
↓
長文読解

という流れを基本に考えるとよいでしょう。

もちろん、単語と熟語を並行して勉強しても問題ありません。

むしろ受験生の場合は、

「単語が全部終わってから熟語」

と待つ必要はありません。

英単語の学習を進めながら、ある程度基礎ができたところで熟語も始めていくと効率的です。

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英熟語 最前線1515を使うときの注意点

非常に良い熟語帳ですが、注意点もあります。

① 1515個全部を同じ重要度で覚えない

1515という数字を見ると、

「1515個全部を完璧に暗記しないといけない」

と思ってしまう人がいます。

しかし、これはおすすめしません。

本書自体が8つのPartに分かれているように、掲載されている表現には役割の違いがあります。

最頻出の基本熟語と、難関大学向けの比喩表現が同じ重要度であるわけではありません。

まずは、

「頻出表現を確実にする」

ことを優先してください。

 

② 熟語帳だけで長文読解力は身につかない

これも非常に重要です。

熟語を1515個覚えれば、英語長文が自動的に読めるようになるわけではありません。

長文を読むには、

  • 英単語
  • 英熟語
  • 文法
  • 構文把握
  • 精読
  • 長文演習
  • 読解スピード
  • 文脈から推測する力

などが必要です。

熟語帳は、その中の「英熟語」という一部分を強化する教材です。

だからこそ、

熟語帳をやる
↓
長文を読む
↓
知らない表現に出会う
↓
熟語帳で確認する
↓
また長文を読む

という循環を作ることが重要です。

 

英熟語 最前線1515を長文読解につなげる方法

熟語帳で覚えた表現を長文の中で確認してみましょう。

例えば、

be likely to

を覚えたとします。

熟語帳では、

「~しそうである」

と覚えます。

しかし、本当に重要なのは長文の中で、

The problem is likely to become more serious.

などと出てきたときに、

「likely to……ああ、~しそうなんだな」

と瞬間的に処理できることです。

これができると、長文を読むスピードが上がります。

熟語帳で覚える
↓
長文で使われ方を見る
↓
「あ、この熟語か」と反応する

この繰り返しが理想です。

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英熟語 最前線1515はどんな人におすすめ?

ここまでを踏まえると、特におすすめなのは以下のような人です。

難関大学を目指している人

MARCH・関関同立、早慶、難関国公立などを目指すのであれば、本書の幅広い収録内容を活かしやすいでしょう。

特に後半の難関表現まで含めて学習できるのは大きなメリットです。

一冊の熟語帳を長く使いたい人

「標準レベルの熟語帳をやって、その後に難関熟語帳をもう一冊」

という方法もあります。

しかし、教材が増えるほど管理は大変になります。

最初から難関大学まで見据えて、一冊を仕上げたい人なら最前線1515は候補になります。

熟語を丸暗記するのが苦手な人

「熟語→日本語」

だけの暗記が苦手な人にも向いています。

構文ごとのグループ化や、意味をイメージしやすくする解説があるためです。

長文の言い換えで苦戦する人

長文の内容一致問題で、

「本文と選択肢が同じことを言っているのに気づけない」

という人にも有効です。

本書には言い換え表現が豊富に収録されているため、読解力の補強にもつながります。

逆に、英熟語 最前線1515をおすすめしにくい人

 

一方で、全員におすすめできるわけではありません。

共通テストだけを受ける人

共通テストだけなら、1515項目を全部覚える必要性は高くありません。

他の英語分野に時間を回したほうが得点アップにつながるケースもあります。

英単語がまだほとんど覚えられていない人

この場合は、まず英単語を優先したほうがいいでしょう。

熟語帳を開いても知らない単語だらけになってしまうからです。

すでに別の熟語帳を完璧にしている人

例えば『速読英熟語』や『ターゲット1000』をほぼ完璧に覚えていて、志望校の過去問でも熟語で困っていないなら、最前線1515を最初から全部やる必要はありません。

その場合は、過去問や長文で知らなかった表現を拾っていくほうが効率的です。

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英熟語 最前線1515が終わったら次は?

ここも非常に重要です。

『英熟語 最前線1515』を終えたら、

「次の熟語帳を買う」

と考える必要はありません。

むしろ、多くの受験生にとっては「熟語帳を増やす前にやるべきこと」があります。

① 過去問・長文で熟語を確認する

まずやるべきなのは、実際の英文を読むことです。

最前線1515で覚えた熟語が、本当に長文の中で反応できるか確認しましょう。

熟語帳では分かっていたのに、長文になると意味が出てこない。

これはよくあります。

だからこそ、

「熟語帳で覚える」

から

「英文を読んで反応する」

へ移行します。

② 知らない熟語を拾う

長文を読んでいて、

「この表現知らなかった」

というものが出てきたら、確認します。

この段階になると、熟語帳を「暗記教材」ではなく「辞書」のように使うことができます。

例えば、

過去問で知らない熟語を発見
↓
最前線1515を検索
↓
載っていれば復習
↓
載っていなければ別途メモ

という流れです。

これが非常に効率的です。

③ 志望校の過去問を分析する

最前線1515が終わったら、志望校の過去問を見てみましょう。

そこで、

「熟語で失点しているのか」

「単語で失点しているのか」

「構文が取れていないのか」

を確認します。

もし熟語でほとんど困っていないのであれば、熟語帳を追加する必要はありません。

逆に、

「知らない熟語が多すぎる」

のであれば、その表現を個別に覚えていけばいいのです。

④ 早慶・難関国公立でも基本は「長文優先」

難関大学を目指していると、

「もっと難しい熟語を覚えなければ」

と考えて、熟語帳ばかりやってしまう人がいます。

しかし、これは注意が必要です。

例えば、熟語帳をさらに1冊追加して1000個覚えるより、

英語長文を10題読み込んだほうが得点につながることもあります。

特に受験後半では、

「熟語を覚えること」

そのものが目的にならないようにしましょう。

目的はあくまで、

「英語の入試問題で点を取ること」

です。

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英熟語 最前線1515を終えた後におすすめの勉強ルート

おすすめの流れは、

英単語
↓
英熟語 最前線1515
↓
英文解釈
↓
英語長文
↓
過去問
↓
過去問で出た知らない表現を補強

です。

もちろん、英文解釈や長文を熟語帳が終わるまで完全に待つ必要はありません。

むしろ並行して進めるべきです。

イメージとしては、

「熟語帳で知識を増やす」

と

「長文でその知識を使う」

を同時に行います。

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英熟語 最前線1515は一冊で十分?

これは志望校と現在の完成度によります。

ただ、難関大学を目指す場合でも、

「熟語帳を何冊もやらないといけない」

と考える必要はありません。

最前線1515には、基本熟語だけでなく、難関大学向けの熟語、比喩表現、ことわざ、名言、口語表現まで収録されています。

そのため、これをしっかり仕上げたうえで長文演習を行い、それでも不足する表現を補っていく方法で十分です。

むしろ、

最前線1515を60%
↓
次の熟語帳へ

と進むより、

最前線1515を繰り返して90%以上
↓
長文・過去問
↓
不足分を補強

としたほうが、基本的には効率がいいでしょう。

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英熟語 最前線1515を完璧にするとは?

「完璧」の基準も大切です。

熟語帳を開いて、

「見たことがある」

では不十分です。

例えば、

take part in

を見た瞬間、

「参加する」

と出てくる。

さらに、

「take part in the event」

のような英文を見たときにも、いちいち頭の中で考えず処理できる。

この状態を目指します。

つまり、

「見たことがある」

ではなく、

「反応できる」

状態です。

大学受験の英語では、この差がかなり大きくなります。

 

英熟語は「覚える」より「反応する」

英熟語の勉強で最も意識してほしいのが、この点です。

英語長文を読むとき、

「これは熟語だから……」

と毎回考えているようでは遅いのです。

例えば、

be responsible for

を見た瞬間、

「~に責任がある」

と処理できる。

look forward to

を見た瞬間、

「~を楽しみにする」

と処理できる。

こうした反応速度を上げていくことが、熟語学習の目的です。

だからこそ、一度覚えたら終わりではありません。

何度も見て、

「考えなくても意味が出る」

ところまで持っていきましょう。

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まとめ

『英熟語 最前線1515』は、2024年に研究社から出版された比較的新しい大学受験向け英熟語帳です。

基本的な英熟語から難関大学向けの表現まで幅広く扱っており、さらに比喩表現、ことわざ・名言、口語表現まで収録されているのが大きな特徴です。

レベルとしては、標準レベルから難関大学レベルまで対応できる教材と考えてよいでしょう。

特に、

  • MARCH
  • 関関同立
  • 早慶
  • 難関国公立

などを目指す受験生との相性が良い熟語帳です。

一方、共通テストだけを目標にしている場合は、すべてを完璧にする必要性はそこまで高くありません。

また、『速読英熟語』『英熟語ターゲット1000』『解体英熟語』『システム英熟語』など、他にも優れた熟語帳はあります。

そのため、

「最前線1515が絶対に一番」

と考える必要もありません。

重要なのは、自分に合った一冊を選び、それを繰り返して完成させることです。

もし『英熟語 最前線1515』を使うのであれば、

1周目:全体を確認する
↓
2周目:覚えていない熟語を重点的に覚える
↓
3周目:瞬時に意味が出るか確認する
↓
4周目以降:苦手な熟語を潰す
↓
長文で実際の使われ方を確認する
↓
過去問で不足している表現を補強する

という流れがおすすめです。

そして、本書を終えた後に必ず別の熟語帳へ進まなければならないわけではありません。

むしろ、

「最前線1515を覚える」
→「長文を読む」
→「知らない表現を見つける」
→「確認する」
→「また長文を読む」

というサイクルを作ることのほうが重要です。

英熟語帳は、何冊やったかを競うものではありません。

一冊の熟語帳に載っている表現を、

「見たことがある」

から

「瞬時に意味が分かる」

まで持っていく。

そして、その知識を実際の英文の中で使えるようにする。

ここまでできれば、英熟語は大学受験英語における大きな武器になります。

『英熟語 最前線1515』は、標準的な熟語から難関大学で差がつく表現まで、一冊で幅広く押さえたい受験生にとって、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

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